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コミュニティデザイン

榊原 充大

コミュニティデザイン 榊原 充大

MESSAGE

わたしは普段、公共的な施設をつくるときにその地域で暮らす方々からの声をうかがい、自治体や設計チームのみなと協議しながら設計へと活かしたり、つくる過程を地域内外の方々へとお伝えしたりするような、コミュニケーションの機会をつくるサポートをしています。大学、図書館、公園といった公共施設に携わることが多いですが、今回はシロという民間の企業がリードして地域の方々とともに工場をつくる、というプロジェクト。率直に「珍しい」と感じました。

「すながわのみなさんとつくる」のお手伝い

そもそも自社工場であれば自分たちだけでつくってしまう方が早いですし、その地域に暮らし、働く方々とともにつくることは、言うほどに簡単なものではありません。それにも関わらず、自分たちが育ったすながわという地域のみなさんとともにつくることを選んだ、その強い意思をかたちにするお手伝いをしたいと強く思いました。より多くの人が「わたしが関わった」と言えるプロジェクトこそ、いいプロジェクトだと考えています。

このプロジェクトでわたしは、アンケートやワークショップ、座談会などの企画運営に協力させてもらっています。これまでにお会いした砂川市民の方々も、とても魅力的で、熱い想いをお持ちです。共に施設をよりよくし、完成後も砂川内外のより多くの方々がその場に関わることができる、そんな魅力的なプロジェクトになっていくだろうと思います。

PROFILE

1984年愛知県生まれ。2007年神戸大学文学部人文学科芸術学専修卒業。2008年に建築リサーチ組織「RAD-Research for Architectural Domain」開始。2019年、公共的な施設の計画実現をサポートする「株式会社都市機能計画室」設立。