子どもサポーター部会
子どもサポーター部会・代表
望月 亜希子
プロジェクトとの出会い・きっかけについて
砂川や子どもたちへの思いは、昔からずっと一緒
シロさんが江陽小跡地に新工場を建て、同時にそこを観光資源にもすると決めた時に、今井浩恵社長(当時)からご連絡をもらいました。ローレル時代からブランド創りだけでなく、子どものお祭りジャリボリーも、各種イベントも共に何でもやってきましたので、砂川に残り子どもや地域活動に興味津々な私に声をかけてくださったのだと思います。今回も自然な流れで一緒にコンセプトや信念を考えながらスタートしました。
現在のプロボノ活動のこと
子どもたちが自由に安心して本音を話せる居場所を
当初は学校を作りたいという思いから始まりましたが、まずはすぐできることとして、子どもたちの居場所を作ろうと、2022年4月から市内のお寺の一角をお借りして「みんなの秘密基地」を始めました。放課後の開催がメインですが、2学期からは学校に行きづらい子も来られるように、水曜の午前と希望があり対応可能な日は昼間からオープンしています。
「みんなの秘密基地」は、誰もが安心して来られて本音を話せる、家でも学校でもない第三の居場所。そこにいる私たちおとなは、親や先生のようなタテの関係でも、友達のヨコの関係でもない、ナナメの関係性から子どもたちに寄り添う伴走者です。
スタートから半年経った今、放課後には十数名の小中学生が、宿題や、ゲーム、おしゃべり、ものづくりや、月に1回ほど開催しているイベント(体験会、キャンプ、お祭りなど)の準備などをしながら自由に過ごしています。
運営面では、NPO法人カタリバとNPO法人ETIC.の「ユースセンター起業塾」というインキュベーション*事業の支援を受け、資金面だけではなくカタリバの各拠点で研修を受けられたり、全国各地の同期と情報交換ができるとてもありがたい環境で、日々メンバーと悩み対話し続けながら試行錯誤を続けています。
*起業および事業の創出をサポートするサービス・活動
これからやりたいこと&メッセージ
子どもも保護者もおとなも、ここに来たらいいよ
みんなの工場オープン後には、屋外やキッズスペースでも私たちのチームで子どもたちの伴走をしたいと思っています。同時にシロカフェが移転した跡地が、「みんなの秘密基地」になる予定です。その2拠点とも、大前提として誰もが自由に過ごせる安心安全な居場所であり続け、色んな他者と交りながら、やりたいことにチャレンジできる場にしていきます。
また、保護者のサポートや交流の機会を作り、市内外のみなさんとも繋がりながら、子どもや教育のことならここに行けばいい!と思ってもらえる、地域の拠点になりたいと考えています。
今は自分に自信のない子どもたちが、自分のことを大好きと思えて、将来社会に出るのが楽しみになるように。それを地域みんなで応援できるよう、子ども起点のあたたかい輪をどんどん広げていきたいですね。
組織としては、行政や学校ともスムーズに連携できるようにNPO法人化を目指していますが、書類申請に手が回っていません!
子どもに伴走する、学生などの現地スタッフも全然足りていません!
アレコレやりたいけどできていないことだらけです!笑
ぜひ、ご興味ある方は↓こちらもご覧いただき、お声がけくださいね。
PROFILE
2004年、株式会社ローレル(現:株式会社シロ)に入社。今井と共にたった2人で自社ブランドを立ち上げたLAUREL創業メンバー。2019年シロ退職後、2021年度まで支援員として市内の学校に勤務。現在は、子どもサポーター部会が開催する子どもの居場所「みんなの秘密基地」の運営およびプロジェクト全体の業務や、SHIROの手伝いなどをしながら、ライフコーチングのセッションやクラスを開催する個人事業として活動。小学生の娘と2人暮らし。